インプラント治療とは、失った歯の代わりに人口の歯を埋め込み、自然歯同様の機能を取り戻す治療法です。
私たちが普段「歯」と言っている口腔内に見える部分は「歯冠(しかん)」と言い、実はその下に根っこのような
「歯根(しこん)」というものが存在しており顎の骨とつながっています。
虫歯や歯周病によって歯根も含めて歯が失ってしまった場合、歯根の代わりにインプラントを埋め、さらにインプラントの上に
被せ物をすることで自然の歯と同じ働きを得ることができます。
インプラントは骨との結合力が強いチタンという金属でできているため咀嚼などによって強い力がかかっても耐えることができます。
なおインプラント治療では、歯根部分となるインプラント、被せ物となる人工歯、この2つを連結させるアバットメントの3部品で治療を行います。
インプラント治療の場合、最終的にセラミックを使った人工歯を被せるため天然歯と同じ自然な仕上がりになります。
また、歯を被せるだけではなく人工の歯根もしっかりと取り付けるため、食事や会話、歯磨きといった日常生活において違和感はほぼありません。
インプラントを顎骨にしっかり固定するため、本来の歯と同様に食事をすることができます。
また咀嚼の際に痛みや違和感がないため、固いものも噛むことができ「噛む力」を取り戻せます。
治療後も自分の歯と同じように噛めるのは、インプラントしかありません。
バネで固定する入れ歯や、健康な場合でも隣の歯を削る必要があるブリッジと異なり、インプラント治療では顎骨とインプラントをしっかり固定して土台を作るため、自身の健康な歯を傷つけることは一切ありません。大切な健康な歯を維持することができます。
虫歯はお口の中に残っている細菌によって歯の表面の一番かたいエナメル質を溶かしてしまうことからはじまります。
そのあとエナメル質よりもやわらかい象牙質、歯髄へまで進行し、神経まで届くと強い痛みを感じます。」皆さんが歯医者に駆け込むのはこの状態が多いのでないのでしょうか。
虫歯は治療せずに放置しておくと、自然治癒することなく、徐々に進行していきます。
最初は小さな穴であったものが、だんだん大きくなり、治療するにも大きな痛みを伴うようになります。
違和感を感じたら、すぐ歯科医で診てもらいましょう。
インプラント治療の特徴は、インプラント(人口歯根)を顎骨に埋め込むことで自然歯同様の機能を果たすことができる点です。
歯を失った際には入れ歯やブリッジといった治療法を行うこともありますが、入れ歯は装着時に違和感が生じたり、ブリッジは隣の健康な歯を削らないといけないため抵抗があるという方もいらっしゃいます。
インプラント治療は自然歯と同じ機能を果たすため、咀嚼などによって他の歯に負担をかけたりすることもなく、残っている歯を守ることができます。
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
---|---|---|---|
治療法 | インプラント(人口歯根)を埋め被せ物をする | 隣の歯を削り歯の抜けた部分に被せ物をする | 歯茎に義歯を被せる |
強度 | 10年以上 | 5年程度 | 数年※強く噛めない |
衛星面 | 通常の歯と同様のケア | 隣の歯も削るため隙間ができやすい | 雑菌が繁殖しやすい、口臭の原因になる |
影響面 | 周囲の歯に余計な負担をかけることもない | 健康な歯を削って痛めてしまう | 定期的に取り外して掃除する必要がある |
食生活 | 自然歯同様の咀嚼が可能。 | 食べ物が絡みやすい | 食べ物が絡みやすい |
インプラント治療は歯科医師の技術によって仕上がりに大きな差が生まれます。そのため、歯科医師の研修や技術鍛錬は必須となります。
当院の歯科医師は1度や2度程度ではなく様々な研修や技術講習を受け、認定を受けております。
今後も技術鍛錬には力を入れていき、患者さまにより最高のインプラント治療をご提供できるように努めます。